J-1ビザの申請は、「スポンサー選定 → DS-2019取得 → SEVIS費用の支払い → DS-160の提出 → 申請料支払い・面接予約 → 大使館面接 → ビザ受領」の7ステップで進みます。手続きが多いため、余裕をもって渡米の3〜4ヶ月前から着手するのが安全です。本記事は米国国務省などの一次情報をもとに、流れ・必要書類・費用・期間を一望できるようまとめました(費用・期間は2026年5月時点の情報です)。
この記事でわかること
- J-1ビザ申請の全体像(7ステップと所要期間)
- ステップ1|スポンサー(指定団体)を決める
- ステップ2|DS-2019を取得する
- ステップ3|SEVIS I-901費用を支払う
- ステップ4|DS-160を記入・提出する
J-1ビザ申請の全体像(7ステップと所要期間)
まず全体像を押さえましょう。各ステップの詳細は、それぞれの専用ガイドで深掘りします。
| ステップ | 内容 | 主な書類・費用 |
|---|---|---|
| 1. スポンサー選定 | 指定団体(または取次エージェント)を決める | — |
| 2. DS-2019取得 | スポンサーに申請し資格証明書を受け取る | DS-2019、DS-7002(研修系) |
| 3. SEVIS費用支払い | I-901 SEVIS費用をオンラインで支払う | SEVIS I-901費用 |
| 4. DS-160提出 | オンラインビザ申請書を記入・送信 | DS-160確認ページ |
| 5. 申請料・面接予約 | ビザ申請料を支払い面接枠を予約 | ビザ申請料(MRV fee) |
| 6. 大使館面接 | 東京・大阪神戸・札幌・福岡・那覇のいずれかで面接 | 必要書類一式 |
| 7. ビザ受領・渡米 | パスポート返送後に渡米準備 | — |
時系列の進捗管理にはJ-1ビザ申請チェックリストもあわせてご利用ください。
ステップ1|スポンサー(指定団体)を決める
J-1ビザは、米国国務省が指定したスポンサー団体を通してのみ取得できます。スポンサーは交流訪問者プログラムを管理し、資格証明書であるDS-2019を発行します。「自分で申請」する場合でも、DS-2019はスポンサー発行が必須です。詳しくは国務省BridgeUSAを参照してください。スポンサーの仕組みと選び方はスポンサーガイド、取次エージェントの比較はエージェント比較ガイドで解説しています。
ステップ2|DS-2019を取得する
受入先が決まったら、スポンサーに必要書類を提出してDS-2019の発行を受けます。インターン・トレーニーのカテゴリでは、研修計画書であるDS-7002も必要です。DS-2019が届いたら、氏名・期間・プログラム番号に誤りがないか確認し、署名欄に本人がサインします。記入や手続きの詳細はDS-2019ガイドを参照してください。
ステップ3|SEVIS I-901費用を支払う
DS-2019を受け取ったら、SEVIS I-901費用をオンラインで支払います。一般のJ-1カテゴリ(インターン・トレーニーなど)の費用は220ドルです(2026年5月時点)。なお、オーペア・キャンプカウンセラー・サマーワークトラベルは35ドルと低く設定されています。支払いはFMJfee.comで行い、支払い証明(領収書)を印刷して面接に持参します。金額は改定されることがあるため、最新額はICE公式(I-901費用一覧)でご確認ください。カテゴリ別の金額と支払い手順はSEVIS費用ガイドで詳しく解説しています。
ステップ4|DS-160を記入・提出する
DS-160は本人がオンラインで提出する非移民ビザ申請書です。CEACから記入・送信し、表示される確認ページ(バーコード付き)を印刷して面接に持参します。顔写真のアップロードがあるため、規格に合った写真を事前に用意しておきましょう。具体的な記入例と入力時の注意点はDS-160記入例ガイドで解説しています。
ステップ5|ビザ申請料の支払いと面接予約
続いてビザ申請料(MRV fee)を支払い、大使館・領事館の面接枠を予約します。Jビザの申請料は185ドルです(2026年5月時点)。手続きはustraveldocs.com(日本)から行います。面接の予約状況は時期により混み合うため、DS-160提出後は早めに枠を確保しましょう。
ステップ6|大使館で面接を受ける
日本での面接は、在日米国大使館(東京)のほか、大阪神戸・札幌・福岡・那覇の各総領事館で受けられます(在日米国大使館・領事館)。面接では滞在目的やプログラム内容、帰国予定などを確認されます。非移民意図を十分に示せないと214(b)で却下されることがあるため、準備が重要です。面接の予約待ち時間は時期と公館で変動するため、国務省の待ち時間ツールで最新を確認しましょう。質問対策は面接対策ガイド、却下事由は却下されたときの対処を参照してください。
ステップ7|ビザ受領・渡米準備
面接が承認されると、ビザが貼られたパスポートが後日返送されます。受領後は航空券・住居・SIMなどの渡米準備に進みます。渡米直前までの全手続きは申請チェックリストで管理できます。なお、プログラム終了後は30日間のグレースピリオド内に出国するルールがあります。
申請に必要な書類一覧
- パスポート(有効期限に注意)
- DS-2019(原本・署名済み)
- DS-160確認ページ(印刷)
- 面接予約確認書
- 証明写真(2インチ四方=約5cm×5cm・白背景・6ヶ月以内に撮影)
- SEVIS費用の支払い証明
- ビザ申請料の支払い証明
- 補助書類(英文履歴書、銀行残高証明書、戸籍謄本の英訳など)
写真の規格は米国国務省の写真要件に従ってください。書類の詳細は必要書類ガイドでも解説しています。
申請費用の総額の目安
主な公的費用はSEVIS I-901費用(一般のJ-1で220ドル)とビザ申請料(MRV fee)185ドルです(いずれも2026年5月時点)。これに証明写真や書類英訳の実費、スポンサー手数料(団体により異なる)が加わります。費用は改定されることがあるため、最新額は各公式サイトでご確認ください。内訳と総額の試算はJ-1ビザ費用ガイドで詳しく解説しています。
J-1ビザは自分で申請できる?
DS-160の提出や面接は本人が行うため「自分で申請」は可能ですが、前提となるDS-2019はスポンサー団体しか発行できません。そのため完全に独力では完結せず、必ずスポンサー(または取次エージェント)が関与します。費用を抑えたい場合でも、スポンサー選びは慎重に行いましょう。
よくある質問(FAQ)
J-1ビザの申請にはどれくらいの期間がかかりますか?
スポンサーによるDS-2019の発行、大使館面接の予約待ち、面接後のビザ発給を合わせて、余裕をもって渡米の3〜4ヶ月前から準備を始めるのが安全です。面接の待ち時間は時期と公館で変動するため、米国国務省の待ち時間ツールで最新を確認してください。
J-1ビザは自分で申請できますか?
ビザ申請(DS-160提出・面接)は本人が行いますが、その前提となるDS-2019は国務省が指定したスポンサー団体しか発行できません。スポンサーなしでJ-1ビザは取得できないため、まずスポンサー(または取次エージェント)を決める必要があります。
J-1ビザ申請の費用の総額はいくらですか?
主な公的費用はSEVIS I-901費用(一般のJ-1で220ドル)とビザ申請料(MRV fee)185ドルで、ほかに証明写真や書類英訳の実費がかかります(2026年5月時点)。金額は改定されることがあるため公式サイトで最新額をご確認ください。スポンサー手数料は団体ごとに異なります。
DS-2019とDS-160の違いは何ですか?
DS-2019はスポンサーが発行する交流訪問者プログラムの資格証明書で、SEVIS費用の支払いや面接の前提になります。DS-160は本人がオンラインで提出する非移民ビザ申請書です。役割が異なるため、両方が必要です。
面接で却下(214(b))されることはありますか?
あります。214(b)は非移民意図(プログラム終了後に帰国する意思)を十分に示せなかった場合の不許可です。滞在目的・期間・帰国予定を一貫して説明できるよう準備しておきましょう。