玄武岩(げんぶがん)がオリジナル?菊花石(きっかせき)が美しすぎる高級石!菊花石の値段や種類は?
5/9 (水) フジテレビ 19:00 ~ 19:57 世界の何だコレ!?ミステリー【直撃!日本の秘境に眠るナゾ▽千鳥ノブもロケ参戦】割ると菊模様が出てくる不思議な石 岐阜県の川原に、割ると中から“菊模様”がでてくる不思議な石があるという。特定の区域で採れたものは国の特別天然記念物に指定されるほどとても貴重な石。自然にできたとは思えない美しい姿にスタジオメンバーからも驚きの声が!
「菊花石」とは石の中に、菊の花がまるで化石のように模様が入っているため「菊化石」と呼ばれることがある観賞用の最高峰の石のことを言います。
天然記念物とも言われる「菊花石」についてご紹介します。
菊花石とは?
菊花石の元の石は玄武岩(げんぶがん)が多いと言われています。
玄武岩とは、苦鉄質火山岩の一種で黒っぽい色の岩が多いですが、ものによっては暗い灰色に見える岩もあり、まれに岩に含まれる鉄分の酸化によって赤色や紫色の深い色の岩もあります。
菊花石の元の色は、赤みやあおみがかった黒や緑、灰色や茶色などですが、母岩の中に放射状の模様があり、その模様が菊の花に見えることから「菊花石」と名付けられました。
菊花石に入っている花の模様の色は、純白、青色、紫色、黄色などがあり、花の大きさは直径数㎜から20㎝のものまであり、花の大きさは特定されておらず、花の大きさによって菊花石の種類が分かれ呼び名も変わります。
菊花石は観賞用の石として人々を楽しませてくれていますが、1941年に岐阜県の指定区域では天然記念物となり、1952年には特別天然記念物となりました。
菊花石はどのようにしてできるの?
菊花石がどのようにしてできたかは、仮説は立てられていますが、実際には現在でもその理由は解明されていません。
一般的には、玄武岩の中に放射状の割れ目ができて、方解石や玉髄などが混じり花の模様ができた、またはアラゴナイトの結晶が放射状に現れたなどと言われていますが、自然現象であるため未だに解明はされていません。
菊花石の値段
菊花石の有名な産地は、岐阜県本巣市根松尾松田字初鹿谷48-9-10は指定区域は1941年に国の天然記念物に認定されましたが、現在流通されている菊花石は天然記念物前に摂取されたものか、指定地域以外で摂取されているもので、相場価格は3000円から150万もの高値がつくものもあります。
しかし、一部の菊花石は母岩に人工的に結晶を埋め込んでいる偽物も出回っていますのでご注意ください。
菊花石 通販
菊花石の花の種類
菊花石の模様の花は呼び名がついており、それぞれに花の見どころが違うので、菊花石の花の種類を知ってから鑑賞するのも1つの楽しみなので、ご紹介します。
・紅花
・白花
・黄金花
・紅白
・透花
・さび菊
・ナス
花の大きさについた呼び名
記事の冒頭にご説明したように、花の大きさによって呼び名がついていますのでご紹介します。
・粒花(5㎜未満の花のことをいいます。)
・小花(2㎝ほどの花のことをいいます。)
・中花(5㎝前後の花のことをいいます。)
・大花(10㎝以上の花のことをいいます。)
・合芯冠(たくさんの核が近くに集まり弾けた花のことをいいます。)
・段咲(弾けた時、花弁が粒子を押し上げ花が咲き、花弁の先からさらに弾け咲く花のことをいいます)
・合背冠(核と核の間に少し隙間があり並んで弾けた花のことをいいます。)
本当に見事な菊模様ですね。菊模様がどのように出来上がるのか理由が明らかにされていないのがまた神秘的です。