いま、ちまたで流行っているビオトープというものを作ってみました。ご存知ですか?
ビオトープとは?
ビオトープとは水辺の生態系という意味で、語源はギリシャ語のbios(生物)とtopos(場所)が合わさった言葉だそうです。
日本ではガーデニング用語としてビオトープと呼ばれ、鑑賞するために人工的に自然の生態系をつくり、趣味として楽しまれるようになりました。
何が一番魅力かと言うと、手間がほとんどかからない!ということです。小さな池を再現するので、バクテリアが発生する環境を作り、そこでメダカを飼うと、メダカがバクテリアや蚊の幼虫を食べ、バクテリアがメダカの糞を分解し、水草が酸素を出し、自然と循環する生態系が出来上がります。だから、水もほとんど変える必要がありません。
ただし、夏の暑い日などは、水が蒸発し、水温がかなり上昇してなくなってしまうので、日よけや水足しが必要です。
用意したもの
・お好みの容器
※陶器は寒い地域だと冬にひび割れします。メダカを飼うならよく見える白めの容器がオススメです。
・赤土
・ウォーターマッシュルーム
・ウォーターバコタ
・ホテイアオイ(外来種で日本の越冬は難しいかも)
・睡蓮
・メダカ10匹(白メダカより黒メダカの方が丈夫です)
水草はお好みです。
ビオトープの作り方
1. 赤土を洗う(薬品がついているかもしれないので、ある程度濁りが落ち着くまでざっと洗う)
2. 水道水のカルキを抜く(数日、水を日干し。カルキは蒸発しやすい)
3. 水を入れる。水の分量目安は、メダカ1匹に対し1リットル
4. 水草を小鉢に分けて入れる。バクテリア発生に土は必要です
5. メダカを入れる。買うときにオス・メスを出来るだけ見分けましょう。私は7匹買って、6匹がオスでした∑(゚Д゚)
ポイント
メダカの飼育に関してですが、水が悪くなるので、出来るだけ餌やりは避け、あげたい気持ちをぐっと抑えメダカを甘やかさないようにしましょう。自然とバクテリアが発生し、メダカが住める環境を整えることが大切です。
鉢の管理についてですが、大きな鉢に小さな鉢を小分けして入れる方が、メンテナンスがし易いです。大きな容器だと、1つ枯れてしまった場合など、全部取り出さないといけなくなってしまいます。
今回、わたしは、睡蓮を投入しました。睡蓮を咲かせるのは難しいらしく、今年ちゃんと咲くか実験中です。
数年前に買ってきた年だけ咲いて、その後は全く咲く気配がありませんでした。
睡蓮は肥料喰いらしく、毎年肥料をあげないといけないようです。買ったっきりほったらかしでした。咲くはずがありません。
発酵油粕が良いそうなので、今回メダカを飼ったのを機に株分けし油粕の肥料を投入しました。
メダカが優雅に泳いでいる風景は本当に癒されます。
睡蓮、今年は咲きますように・・・